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ホメヲボックスの傾向と対策

ホメヲボックスのKKOが管理中。

我が友、サインバルタとメイラックス

私が現在服用している精神系の薬は二種類ある。

サインバルタメイラックスだ。

いつかは服用しないで生きていけるようになりたい。そして、断薬できた時が私が緩解した事になるんだろうと思う。

服用している現在、ヒトならざる者が表向き普通に社会人生活を送ることはできているので、これらの薬はきちんと合っているのだろう。

中身はぐっちょんぐっちょんだがそれは心理療法で解決するほうがいい事柄も含まれているし、そのぐっちょんぐっちょんをうかつにおもらししないで済むのはだいたい薬のおかげである。サンキュー西洋医学。フォーエバー西洋医学。*1

 

私にとって薬は骨折した時のギプスや松葉杖だ。いずれは離れるべきだが、今使用していることは間違っていない。薬を服用しないとまともに生活を送れないことに絶望を感じることもたまーにあるが、松葉杖だと思いなおせば収まる。

目が悪くなったからメガネやコンタクトをかけるのと要は同じなのだ。恥ずかしいことではない。(やはりこうやって知らない他人に向かってなら寛容に書けるのに、自分に向かうととことんセルフいじめっ子になる。だからこれは自分に言い聞かせようとしていることでもある)

 

ここからはこのふたつの薬を飲んだ時の変化を記録しておく。あくまで自分の場合なので、「そーなのかー」ぐらいに受け取ってほしい。無論、同じ薬でも症状の違いや体質の違い、服用量、服用時間で変わってくる。

 

サインバルタ(デュロセキチン)

お付き合いが一番長い子。ピンクとクリーム色のツートンカプセルのおしゃれっ子。現在1日1錠まで減らすことができた。一日一条五日で五条

世界的にもポピュラーなSNRIである。あと名前が超かっこいい。

抗うつ効果は強く、やる気や意欲の改善が主な作用で、これがないと本当に「へんじがない ただのしかばねのようだ」となる。私が比較的普通に行動できるのはこれの作用が大きい。飲んでいて劇的な変化は感じないが、飲み忘れるとヤバい、そんな薬。よく人間関係で言われる「空気のような存在」、それがサインバルタちゃん。どうやってもマイナスになる意欲をとりあえず0まで引き上げる薬なのだと思う。

初めて処方されたときは2錠だった。休学中に残った単位をちまちま取っていたころ、どうも2錠では意欲が改善されなかったので、ドクターに頼んで3錠にしてもらったところ、寿命を爪でカリカカリカカリカリ削る音が脳の左奥から聞こえたので元に戻してもらった。ほんとなんだって。本当にカリカカリカリ聞こえて削られていると感じたんだって。これはあかん、寿命縮む、と本気で思った。2錠にしたらなくなったので3錠は多すぎたのだ。3錠の時の意欲改善効果も思ったほどではなかったので2錠で頑張ることにした。

本格的に大学に復帰してから1錠になり、今に至る。やっぱり空気ちゃん。

 

メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)

ベンゾジアゼピン系の第三種向精神薬。白錠剤で軽い。飲むときに落としてよくなくすので飼いネコに見つかる前に速やかに回収しないといけない。

抗不安薬なので不安障害に対して使っている。

もっと症状が重かった時に処方されたことがあり、一度は断薬に成功。仕事を始めてからぶり返したので再度こんにちはした薬。

この薬の効果はもうそのまま、不安症状を和らげることにあるんだけど、本当に効果てきめんである。

これを飲んでいると周囲に見えない壁がつくられるような感じになり、周囲の状態や言動に過敏に反応しなくて済むようになる。本当に、環境が柔らかく感じられるようになる。精神的にネイキッドな自分に防御のための壁がつくられるのは本当にありがたい。これを飲まないとちょっとしたことに気を取られて不安になりやすい自分にとっては何もかもが苦痛でしゃーないのだ。こうなると寝床しか居場所がなくなってしまう。いや、寝床でもだめだ。不安はどこにでもあるしどこでも感じられる。

眠くなる副作用があるのだが、再度処方されたとき全く眠くならなかった。副作用に打ち勝ってやったぜと思ってそのことをドクターに話したら「それ、君が極度の緊張状態だからだよ。もっとリラックスしなさい」と言われた。もろ手を挙げて歓迎できる状態ではなかったようだ。最近では適度にねむみを感じるようになったので緊張状態は収まってきたのだろう。副作用があるということは、ある意味きちんと薬が効いている証拠なのだ。

 

 

打打打打と書いたがこうして読み返すとやっぱり適切に処方してもらっているんだなと改めて思った。

メイラックスはもうちょっとしたら常用から頓服に変えてもらうように頼んでもいいかもしれない。

治るまでよろしくね。

 

 

追伸

私のオトモアイルーはサポート傾向が回復かアシストの子に「サインバルタ」か「メイラックス」とつけている。名前がかっこいいから。


 

*1:東洋医学を軽んじているわけでは決してない。PMSには漢方薬がよく効いた。サンキュー東洋医学。フォーエバー東洋医学

「みんなの体操」で体を捗らせる

お題「健康」

 

うつ病の治療において、やはり適度な運動は必要不可欠である。

しかし、うつ症状が重く、動きたくない動けないという状態であれば、ウォーキングのために外出なんてなかなかできないし、スポーツなんてもってのほか、ますますできない。

 

また、私はうつ病を治療しながら社会生活を送っているが、スポーツ、運動をしない。

もともと運動音痴でスポーツの楽しさがいまいちわからないというのもあるのだが、やはり、運動しないといけないということはひしひしと感じている。

休日寝床から一歩も動かずにいると、やはり筋肉はえらい速さで衰える。

 

そもそも、適度な運動といっても個人差がある。うつ病治療中の運動においては「毎日少し、運動をする」ということから始めたほうがいいだろう。

 

おすすめは「みんなの体操」である。

NHKテレビ・ラジオ体操

11:30ごろからNHKでやっているテレビ体操ですね。

ラジオ体操より短い(5分くらい)。録画しておいて1日1回好きな時間にやるだけでいい。

1日1回5分だけという超低いハードルで気負わずやってみると、これがなかなか捗る。

出勤前5分間超真剣に体操するのだが、元来の運動音痴さがかなり重症なので動きは結構ガタガタである。でも慢性的な肩こりや背中の一部の痛みはこれでだいぶ緩和された(プラシーボかもしれないけど)。

 

ラジオ体操を真剣にやるとかなり汗をかくが、テレビ体操も真剣にやると結構体に効いている感覚がある。時間と動きの違いからテレビ体操で汗だくになることはないが、外出前に汗だくにならなくていいというのはうれしい。

 

やはりポイントは1日1回5分だけというところだ。それだけでも、うつ病治療中に今日はこれができた!と思えるきっかけになる。

もちろん、本格的な筋トレにはならない。立位と座位の両方のバージョンもあることからわかるように老若男女問わず「みんな」の体操だからだ。しかも点字での解説書も無料で配布されている。

私も完璧にこの体操がこなせるわけではない。腰を落として背中を丸めずに前傾姿勢をとることが、体が硬すぎてどうしても難しいからだ。

でもこういった形で体をほぐし、バランスをとるという習慣をつけることは、非常に意義のあることだと思う。私の通っている精神科のデイケアでも実施されているので、間違ってはいないのだろう。

 

ラジオ体操より気軽にテレビ体操、おすすめです。

 


 

 

仕事以外で何をするかをつらつらと。

仕事から帰り、ご飯を補給し、寝るまでの間何をするかというのが目下の私の問題である。

したいことと実際にすることが一致しないので非常に疲れるのだ。

 

したいこと

  • 絵を描く
  • ブログや文章を書く
  • 本や漫画をきちんと読み込む
  • 仕事についての勉強

 

実際やってること

 

何もせずとはいえ風呂は入ってますよ。

したいことが創作、勉強といったややエネルギーを必要とすることに対して、実際やっていることはエネルギーをそれほど必要としていない事である。勉強はやっぱり疲れるし。絵はかなりエネルギーを削られる。

 

仕事から離れてハンターになろうと軍師になろうとそれは自由なんだけど、やっぱりもっと生産的なことがしたいと感じてしまう。

ただ、仕事から帰って残っているエネルギーを考えると実際にやっている項目のほうに飛びついちゃうのは仕方ないよなーという言い訳も出てきてしまうわけで。

じゃあいっそゲームをやりこむほうにエネルギーを増加させたいと思っても、ファイアーエムブレムヒーローズスマホゲーなのでスタミナの制約があるし、モンハンは結構連続で狩り続けるのがしんどい。頭が痛くなる。あと単にオンラインで地雷に当たるストレスが半端なくて、絶賛ソロプレイ中なので時間が余計にかかる(よってまだハンターランク3)。会社でも浮いているがハンターズギルドでも浮いてしまう悲しみよ。

 

とりあえず、今日はこのブログを書けているのだから、したいことがきちんとできているということで、良しとしようかね。もっといい記事を……とかもっとしっかりした感想文を……と考えているときりがないから、今日は普通の日記にしました。生産性がなんぼのもんじゃい。うんこみたいな日記だって生産しているのは生産しとるんじゃい。

あと、モンハンも適度にできた。早く中~大型の虫系を狩りたいんだよ。虫系が一番狩りごたえがあると思うの。緑色のぶしゃぁぁぁぁが出ると嬉しい。

オンラインでハプル装備のチャクサーが来たら、優しくしてね……。

 


 

 

↑これ欲しかったんだけどドロイドなので断念した。

規格が同じなのでケースが豊富なのがアップルのいいところだと思います。 

いるかで遊ぼう

ゴールデンウィークにだらだらしたい人、いるかで遊んでみませんか。

いるか「と」じゃないの?と思ったかもしれませんが、アプリの話です。

つながらないSNSアプリ ilka-いるか-

Android

つながらないSNS ilka - Google Play の Android アプリ

Apple

つながらないSNS - ilka(いるか)- 本当の自分との出会いを!完全匿名メッセージアプリを App Store で

 

画面はこんな感じです。書き込みは塗りつぶしました。

スマホ用デザインです。タブレット用だとまたデザインが異なる模様。

 

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-ilka-いるかは完全匿名のSNSです。しかも返信は一切できません。

ユーザー名はおろかアイコンも設定できないので本当にフラットな状態で利用者の書き込みができます。無論、idも存在しません。

できるのは

  • 250字までの書き込み
  • 共感、応援ボタンによるレスポンス(連打してたくさん送ることもできます)
  • スターの付与(お気に入り、ブックマークのような感覚で使います)
  • ハッシュタグ

これだけ。

これが結構おもしろい。SNSに気疲れした人におすすめです。

反応ボタンはこんな感じに、タップしたところからにゅっと出ます。

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左側をタップしてもにゅっと出るので、左利きでもスムーズに使用できます。

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このSNSはまさに「王様の耳はロバの耳」に出てくる穴のような存在です。

愚痴やドロドロ書き込みばかりかと思ったら案外そうでもなく、フェイスブックツイッターで主張しにくいドストレートな惚気話なども垣間見ることができます。

本当に多様な本音が書きこまれていて、内容がネガティブ一色なのでは?と予想した自分が少し恥ずかしく感じました。すべての書き込みが平等な状態なので、リツイート数やフォロワー数に一喜一憂することもなくのんびりとつぶやけます。

 

書き込んだ内容は約12時間でタイムライン上に反映されなくなります。キープしておきたいと思った書き込みにはスターをつけ、自分の書き込みは履歴をオンにすればずっと見ることができます。もちろん、履歴を他人に見られることはありません。

履歴機能はデフォルトではオフなので注意。

 

 

また、このアプリが秀逸なのは、「独り言日記」という機能があること。

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こちらは完全に、自分だけの日記帳です。シェアも公開もできない、本当にただの日記帳です。

普通に日記として使うも良し。

アプリを開いて書いては見たものの「それほどでもねぇな……」と思ったことを、こちらにコピペして置いておいても良し。

こういう自分だけの日記機能をSNSにつけたということが、いるかのコンセプト「他人とつながるのではなく、自分の心とつながること」に合致していて素晴らしいです。

つながりたくない、でも書きたいという欲求を満たしてくれる良いアプリです。

 

私は、ツイッターに書き込む前にいるかに書き込んで、クールダウンさせるために使っています。ツイッターにあまりにガチなことを書くと結構周囲に心配されるので、いるかに一端書き込み、ちょっと我に返らせてから「よっしゃツイッターに書いてもええやろ」と、自分にGOサインを出します。(それでも変なこと書くことが多い)

私は独り言日記はまだ使用していませんが、メモ帳代わりに使うことになりそうです。

 

 

完全匿名で何でも書けるとは言え、不適切報告機能はあります。さすがに爆破予告殺害予告をしたら不適切報告を受ける以前に国家権力のお世話になることになるので、やめようね!

普通に愚痴るも良し。普段は恥ずかしくてかけない「ズッ友だょ★」等書くもよし、己の指に高橋名人を降臨させて応援共感連打するもよし。

GW中だけとは言わず、日常でぼちぼちと、いるかで遊びましょう。

 


 

 

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内線電話のディスコミュニケーションからの、認識と現実の不一致

目下のところ仕事で頭が痛いのは内線電話である。

話がうまく通じないからだ。

他の社員と同じことを説明しているはずなのに通じない。

電話越しにイライラと落胆とあきらめが伝わってくる。

言われるがままに他の社員に変わってもらって、横で会話を聞いてみる。ほかの社員が本当に自分と同じ内容を言っているのに、今度はきちんと伝わり、会話(電話)がつつがなく終了する。解せぬ。

これはもしかして、本当に同じことを言っているという自分の認識が間違っているということなのだろうか。

頭の中で考えていることと口に出していることが一致していないのかもしれない。

早口はよく指摘されるので、電話では声のトーンと速度にかなり気を使っているが、それでもだめだ。実際の速度と自分の感じている速度が一致していないのか。

どうも脳で認識している世界と、自分が現実にやっていることが一致していない可能性が非常に高い。

今、はてぶにうpする文章を書いている。自分の意図しているものを書いているつもりだが、現実に作成されて読まれることになる文章は全く異なるものになっているということだろう。

こうやって、自分の認識、認知を疑いだすときりがない。

以前のバイトでも、狐に化かされているのではないかと思うほど、考えて行動したことと、その状態が一致しないことがあった。

これはなんなんだろうね。

集中力の問題かと問われると、そうかもしれない。でも確信が持てない。

確信をもっていても、どうも違うらしいということがあるからだ。自分のことでも。

やったはずなのにできていない、書いたはずなのに残っていない、そういうことが何度も起こるので、メモ魔と化したのであった。

外線電話だとこういうディスコミュニケーションは起きにくい。これも理由がわからない。

外への電話だから余計に気を使っているせいだろうか。

内側の人に「何を言っているのかわからない」と言われたことが何回かあるが、逆に私からすると「なんでわからないのかわからない」なので非常に混乱する。そんなに難しい連絡をしているわけではない。

 

内線電話は業務上出ないといけないので出る。私が一番下っ端なので、できるだけ電話を取り、ほかの人に代わるほうがいいということらしい(本当にみんな、電話に出ることができないほど忙しい、毎日)。

でも向こうからしたらM18クレイモア地雷が電話に出たのと同じである。だからめちゃくちゃ気を遣う。

どうにかしたいのだが、前述のとおり、ゆっくり話すことと、必要な情報を取捨選択して話すこと、自分の認識している現実を疑い、少しでも本物の現実にすり合わせていくしかないんだろうと思う。

それでも伝わらないのは、もうわからない。

とにかく、電話越しの落胆とため息とあきらめを感じ、ただただ申し訳なくなるという話。

 

 

 


 

治療しながら仕事は可能であるかの件

気が付いたらうつ病&不安障害歴3年強になっていました。社内の蛮族KKOです。

ただいま私は正社員として働きながら治療しています。

 

実際に精神病で就労は可能じゃ!ということを体現できたのは良いですが、当然全く問題がないわけではありません。

会社には精神病のことを伏せて面接を受けて、採用されたので特に配慮はされてません。(言ってたら受かって無かったと思う)

入社して一か月後に途轍もない不安感が出て、涙がびゃーて止まらなくなりました。

幸い業務上マスク装着おkなのでマスクをして涙目で念仏を脳内で唱えながら仕事をしてました。こうして字にするとやべぇな。定期的に通院している病院では「適応障害のような状態かもね」とのことでした。

自分でも不思議なんですが、自分の腕が根元から「ぽちっ」と取れてしまう感覚がずーと頭の中にあって、しんどかった。取れるわけないのにね。人形や可動式フィギュアの腕が「こちっ」と取れるような感じが拭い去れず、結構リアルな感じで迫ってきておりました。

その後ちょうど1か月で転機があり、適応できない症状はぴたっと収まったんですが、数か月たっても「あー脳機能落ちたままだなー」という感じです。

 

私が社会人経験があったうえでうつ病になり、休職から復帰するおよび転職するのならまだスムーズに仕事に入ることができたと思います。ですが社会人経験0で初めての会社だと、ただでさえ新入社員、新社会人としてのストレスが加算されて、「このしんどさは新社会人ならみんな感じるんだろうか?それとも病的なものなのだろうか?」という見極めが大変難しい。対処が異なるから見極めないといけない。

 

タイトルの答えとしては、可能ではあるがしんどいということが落としどころでしょうか。人ならざる者が人里に降りてきて仕事をしているようです。

似たような状況の人がこのブログを読むこともある思うので希望のあることも書きたいんだけど、こういう中途半端な答えになります。可能ではあると。

 

会社側が私をどう思っているかがわからないので、きちんと働けているかという点はうまく答えられません。自分の中ではまだまだダメ人間ダメ社員なんですが、新入社員がいきなりプロプレイヤーにはなれないので、自分を追い詰めないようにしようと思います(これが非常に難しいからこうやって文章化する)。

 

 

 


 

 

記述が実践的で役に立った本。難しいところもあるけど専門的な内容でよかった。 

 

 

4月4日だから。人間仮免中 つづき

 

 人間仮免中という漫画がある。ブルースにどっぷり浸かった友人が突然貸してくれたものだ。

作者は卯月妙子。幼少期からの統合失調症により入退院を繰り返しながらも、漫画、舞台、エッセイ等クリエイティブな世界で活躍されている方である。元はAV女優でかなりどぎついマニアックな内容のAV(スカトロとか)に出演し、カルト的な人気を得たという。

 

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人間仮免中は作者の統合失調症の日々をつづったドキュメント漫画である。

統合失調症により入退院と投薬の日々を送る妙子は25歳年上の恋人、ボビーに出逢う。笑いあり喧嘩ありの騒がしくも楽しい毎日を送っていたある日、彼女は薬の服用を怠り、衝動的に歩道橋から真っ逆さまに飛び降りる。

人間仮免中は歩道橋から飛び降りるシーンから話は始まる。

まず目に入るのはぐちゃぐちゃな線で描かれ、対照的に恐ろしいほどまっすぐな姿勢で道路に落ちる妙子。

「こ、これ大丈夫なのか、漫画として成立しているのか?」というレベルで線がぐちゃぐちゃ。表紙は普通の絵柄だがこれは作者の過去の絵を参考に再構成されたものだろう。それぐらい絵がすさまじいことになってしまっている。

ただ、これにはきちんとした、そしてとても重い理由がある。読み進めていくと理由がわかる。この点に関してはぜひとも本編を読んでほしいのでここでは説明しない。

 

 

本題に入ろう。本だけに。

駅の売店でまさかの人間仮免中つづき」を発見した。

 

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即買いしてページを開く。絵は、線は、以前よりも劇的に回復していた。

話を読む前に絵の回復を知ることができただけでもう安心できた。それだけで十分だと思える本だった。それほど前作の内容が衝撃的すぎたのだ。

相変わらずボビーと騒がしく日々を過ごす妙子。統合失調症陰性症状がひどく、年上のボビー(もう70近い)に介護してもらいながら、喧嘩し、泣き笑い、激しく毎日が過ぎていく。

症状はかなり激しく、幻聴、幻覚、興奮等々、枚挙にいとまがない。ボビーに当たったり、逆に当たられたり。

漫画上でボビーはガハハ系の頑固で愉快なおっさんとして描写されているのついつい忘れてしまうが、ボビーの歳は70歳である。とあるページにリアル調ボビーの絵が描かれてあるが、それでも70とは信じがたいエネルギーにあふれた顔をしている。

そして作者の卯月氏だ。どんなに自分の世界がめちゃくちゃになろうと、生きることをあきらめなかった。ぼろぼろの自分をさらけ出し、それをユーモアに乗せてガリガリと描きだした。間間に挿入される俳句、短歌もキリキリとした愛おしさに溢れる、生身の声だ。

こんなにバイタリティにあふれた人間はなかなかいないだろう。しかも二人も。

 

とあるシーン。二人は喧嘩の果てに「だから生きろ死ぬまで」という結論にたどり着く。

生きる。何があっても生きる。生きているということは当たり前かもしれないが、その当たり前がぐらぐらと揺さぶられる毎日を送っていると、ふと、前後不覚に陥ることがある。そんなとき、この「だから生きろ死ぬまで」が痛々しく突き刺さるのだ。自分の世界がバグまみれでも、誰かと一緒に生きるということは素晴らしいんだよ、と、下手すればただの綺麗事のようで拒絶したくなるようなメッセージが、卯月氏の手にかかればストンと腑に落ちる。壮絶な体験をした卯月氏にしか描くことのできない漫画なのだ。

 

そうそう、仮免中つづきには東日本大震災の時の卯月氏のエッセイ漫画も載っている。こちらも傑作。最後の卯月氏が信じた事実は、紛れもなく事実なのだと思う。

 

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本編において元夫との息子が就職、結婚し、幸せなイベントが続いたある日、息子の一声で二人はある決断をする。あっけらかんと描かれたシーンだが、ここに至るまでの道のりを思い出すと、本当によかったと思えるシーンだ。ぜひとも2冊まとめて読んでほしい。

 

 

そして、4月4日だから。

妙子さん、ボビーさん、結婚記念日おめでとうございます。末永くお幸せにお過ごしください。

映画「この世界の片隅に」の記事を今更書く

映画「この世界の片隅に」を昨年見ていました。

そんな感じの記事を今更書きます。

今回はお話の解説記事ではないのでネタバレは少なめだと思います。

映画の作り(?)について書きました。

勢いのみの記事です。

 

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続きを読む

ノンアルコールビールを嗜む

お題「好きなビール」

 

お題「好きなビール」だが、私はノンアルコールビールを推す。

一番のお気に入りはアサヒドライゼロだ!

http://www.asahibeer.co.jp/products/beertaste/dryzero/

 

 

なんでビールの話題なのにノンアルやねん!というツッコミが入るだろう。

私は酒が一滴も飲めない。

いや、以前は飲んでいた。

大学生時代に飲みすぎてはめを外すのは経験済みである。

今飲めないのは、服薬しているから、そしてある出来事で一生禁酒を誓ったからである。

何かしらでもうなんもかんも嫌なことがあり、アルコール8%のロング缶チューハイをイッキして、暴れたからだ。(治療開始してからそのときまでは医師の言いつけを守って一切呑んでいなかった)

おまけにアルコールで精神安定剤睡眠薬を服用するという、精神病やっちゃダメランキング上位までやらかした。

それ以降禁酒である。

暴れたのが申し訳ない、というのももちろん理由だが、一番の理由は「これ、アル中になる典型的パターンだなぁ」と思ったから。

 

嫌なことがあった

酒を飲む

病気と薬の影響でラリる

酒が抜けてから虚脱と自己嫌悪

嫌になる

酒を飲む

 

の以下ループになることを直感したため、断酒している。

 

問題はビールが好きだということだ。

チューハイ、カクテルなら似た感じのソフトドリンクやノンアルコールカクテルがあるし、もともと焼酎と日本酒は飲まなかったので問題はない。

ビール。

酒は飲まないが、飲みたいビール。

 

そこでノンアルコールビールである。

私にとってアサヒドライゼロが一番口に合う。

焼きそばを食べるときは必ずと言っていいほど飲む。これがぴったりなのだ。

ガッと来るけど酔わない。ラリらない。

最高です。

ノンアルコールビールを作ってくれた人、ありがとう。

月日がたち、酒の味もだいぶ忘れ、私にとってはもはやビールの代用というより、ノンアルコールビールという飲み物を嗜むという感じでおります。


 

分去れの道を想像すると、しんどいが新しい道があったりする。

お題「好きな短歌」

 

かの時に我がとらざりし分去れの片への道はいづこいきけむ

 

美智子皇后陛下の詠まれた歌です。

あの時選ばなかった道はどうなっていただろう、という意の歌。

あの時こうしていれば、と後悔することは多々あれど、あの時に戻ることは決してない。

ついつい選ばなかったほうの道が輝いて見えるのが人間の性なのだろう。

そんなどうしようもなさがシンプルに率直に詠まれており、好きな短歌の一つである。

分去れの道を想像するのは疲れる。どうしても選ばなかったほうに理想を重ね合わせて夢想するからだ。

だが、分去れの道に途中から進路変更することもできるのではないだろうか。

以前選ばなかった道を選ぶ。途中からでもやってみる。

それならば、決してできないわけではない。

でもそういう時に限って、進路変更前の道が輝いて見えたりもするのだけどね。

私は強欲なのだ。