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君とこのままドコカの国へ

大海赫「ドコカの国へようこそ!」感想と考察

相も変わらずネタバレ祭り

 

今回は長いのであらすじザクザク行きまーす。

主人公はヒタカフトシという小5の男の子
FU★TO★I マジで。
大海絵にはよくあることですが、でっぷりしてます。非常に。

学校で一番大きく、一番力持ちで、一番バカなのがよーくわかる絵です。

フトシはいまだにおねしょが治りませんでしたが、ある日突然治ります

そしてサラバと書かれた紙のワシの手紙を読み、

そこに書かれた様々な試練を乗り越えてドコカの国に行きましたとさ。ちゃんちゃん

 

えー
投げっぱなしジャーマn(ry
これ以上言ったら怒られますね。
これは自分のせいです

 

気を取り直して感想と考察

 

試練は簡単なものからえぐいものまで様々。試練を乗り越えている過程でもうすでに現実と別世界に足を踏み入れているようです。

いろんな人に会い、いろんな仕打ちを受け、それでもフトシは決して折れません
サラバに会うために、ドコカの国に行くために、もうおねしょはしたくないと。


たどり着いたドコカの国とは、飛行自在伸縮自在の2段ベットの中に形成された御殿の事だった。

今まで試練にかかわってきた人たち(動物の化身)と初めて見たときはぼろぼろだった人形のアヤ(今は綺麗)にドコカの国で再会するフトシ。
月見草のおじさんがルパンの五右衛門みたいでシヴぃです

アヤにドコカの国を案内され素晴らしいことをするために「一緒に行く」ことを決め、アヤ達ともに、なんでもできるドコカの国に乗り飛び立つ。
いらいらと瞬きをする母親を尻目に……

・・・・・・・・


怖いっ!


フトシ視点からだと、ろまんてぃっくで素敵な終わりなんですけど残された家族はフトシが失踪したという事実しか残らへんやん!
子供のころは何も考えず読めたけど自分が親になって子供に読み聞かせたときにこの怖さに気が付いた人も多いという。


フトシが旅立ってからは小さくなったドコカの国が世界中を飛び回って、フトシ、アヤ、仲間たちが天の声のように人々に危機を知らせたりして旅をしているのだそうな。
ドコカの国はどこでも行けるということははっきりしている。
でもフトシの家に帰ることはもうないんじゃないか?

フトシが帰りたいと思ったときアヤはどうするんだろう……

あんまり断定はできないけどフトシは帰りたがらないだろうし、アヤもそれをわかりきっているんじゃないかと思っています。

それならそれで幸せなのかな……人の役には立っているようだし、ある意味ドコカの国にいないとできないことをしているわけで
でもやっぱり残された家族が不憫ってことは変わらないじゃん!!!!
あわわわわわ


フトシとアヤの関係は「ビビを見た!」のホタルとビビの関係に近いのか?と思ったけどそうでもないような気もする……
ドコカの国はアヤがフトシを引っ張り上げる側だったけどビビを見ただと初めはホタルがビビを守り、次第に互いを助け合うような仲になっていく。
あと過ごした時間が違いすぎる。フトシとアヤはずっとあのままだけどホタルとビビは7時間しか会えない。
作品として主題がかなり違うから当たり前なのかもしれんけど。

アヤはフトシと2回出会うのですが、初めて会ったときは試練の一環でした
「ぼろぼろの人形を着替えさせ、頬にキスすること」が内容。
挿絵の人形アヤはどこか鬼っぽい感じでガリッガリでした
フトシはびびりまくってキスを躊躇してたりしますw意を決してやったけど
ドコカの国でフトシと再会した時は着替えた後で、綺麗になってました。

でもどこか、「綺麗な人形」と一言で言えないような感じの絵。

綺麗というかはかない感じでした。

押しは強かったりするけどね

アヤの劇的ビフォーアフターの絵はぜひ見てほしいところです。

 

 

アヤ談義を切り上げまして、
ドコカの国に行きたいか?と考えてみた
……行きたくないな
うつ病なりに消えたいとか思うことは多いけど、それとはちょっと違うというか……

消えたいと思っても(現在の物理法則上)消えることはできない。

ドコカの国への招待が来たとして、招待を受けたら……
どこにも行けるけど帰れないっていうのはリスクが大きすぎる。
生存が保障されていても自分の帰る場所がないのは嫌
フトシは帰る場所を振り切って飛び出していったけど、それは子供にしかわからない気持ちと強い意志なんだろうか。
本当に試練はいろいろあって、フトシは折れそうになりながらひたすら食いついていくのですけど、
それほど現実の生活はフトシにとって嫌なものだったんだろうか……
フトシの普段の描写は、おねしょがなおらず囃したてられている、というところしかわからなかったけど、相当嫌だったんだろうな。
いじられることも、おねしょが治らない自分も。
ドコカの国に行くきっかけはおねしょがなおったことから始まるので、フトシはコンプレックスを振り切った先にドコカの国へ行ったんだろう。


サラバの存在、アヤの存在、自分のコンプレックス、世界を回って誰にもできないことをすること

どうしようもなく魅かれてドコカの国へ。

 


どうしようもなく魅かれるものに会ったとしてもそれに魅せられ無鉄砲に飛び出すことができない程度には、自分は年をとっている。