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論理大事。そして読んで感じた一点の運について「2つの夢を叶える方法」

こんばんは。KKOです。今日の本は河本ほむら「2つの夢を叶える方法」です。

自己啓発の類の本のはずなんですが、amazonでは伝記扱いになっていました。これはある意味正しいです。漫画原作者である河本ほむら先生が実際の人生と共に編み出した方法論をまとめたものなので、河本先生の半生記ともいえるでしょう。


私は恥ずかしながら河本先生の漫画を読んだことがなく、弟の武野光さんの本は読んだことがあるというレベルです。この本はファンだから買ったというのではなく、複数の夢を叶える事を解説していく啓発本は珍しく感じたので買いました。

単純な「やればできる」ではなく「なぜ、やればできるのか。そのまえになぜそれをしたいのか」という一歩進んだ視点から解説されていることがほとんどで、非常に説得力がありました。

論理の飛躍が起きがちな3段論法が多用されておりますが、変な飛躍もなく、地に足の着いた論理で解説されています。

例えば、そもそも夢ってなんぞや?夢のために何を目標にしたらええんや?という点では

夢→何がやりたいか

自分→(周囲と比較して)何ができるか何が必要か

方法→何をやるべきか

というシンプルな3段に変えて全編にわたり説明されています。

 

私だったら何になるんだろう。

夢→ちやほやされたい

自分→精神病のポンコツ

方法→夢のためまずに病気治せや

となりますね。夢のところもちやほやと抽象的すぎるので何でちやほやされたいか考えなければいけませんが。

 

脱線しました。他にも巷でよく言われる消費型の夢、供給型の夢の違いや自分らしさを武器にすることや、正解がわからないときに好きなものを突き詰める大切さ等が書かれておりました。あまり書きすぎると営業妨害になるので省略。

夢を叶える方法に関連させて漫画原作の作り方についても触れられています。こういう著者の人生や生活に根差した方法論が半生記のような啓発本に仕上がる要素なんだなと思います。最後に夢を叶えることが大切なのではなく、夢を叶えて自分も周りも幸せになることが大切である、と〆てあるのも好印象です。

 結論としては買ってよかったと思います。ちやほやされたいがなんなのか、論理的に考えなきゃね。

 

 

で、読んでいるときに一つ、どうしても気になった個所があります。

ここから先は私の自分語りが多分に含まれますので、本の感想だけでいい人はここからはよまなくても大丈夫です。

 気になったのは、河本先生が司法試験と漫画デビューの2つの夢を本格的に追及している箇所です。

自分の生活要素を割合で示して、可視化して無駄をなくすという事についての章でした。

試験直前の河本先生の生活要素が以下の通りです。

仕事:94% 勉強

必要雑務:5% 食べる・コンビニ

余暇:0% なし

休息:1% 昼寝

 

司法試験という超難しい試験前なので、受験生にとってはこれで当たり前かもしれませんが、必要雑務を 5%までにおさえ(服も決まったものしか着ないなどの家事のスリム化を行っている)休息を1%まで抑える。

これで一番つらい時期を乗り切ったようですが、体は壊さなかったのか?と思いました。

普通の人がこれをやったら何人かは体か心のどちらかをダメにして、長きにわたるダメージ、それこそ司法試験や漫画どころではなくなるのではと思いました。

何故そう思うか。私が似た経験でうつ病になって夢を一つあきらめて人生のかじ取りを見失ったからです。

当時の私は司法試験ほど難しい試験を控えていたり、同時に何かに取り組んでいたわけではありませんので、河本先生に比べればハイパーイージーモードでしょう。ですが、研究者になりたいという夢に向かって必死で努力していました。

本に倣って生活要素を可視化してみると

仕事:80% 勉強

必要雑務:10% 生きるために最低限必要なあれこれ

余暇:5% 友達とグダる

休息:5% 一人の時間

うつ病になる直前までこんな感じでした。

休息も私は一人でいる時間が必要だったので取っていただけで、隙間時間で本を読んだり何か書いたりあんまり休んでなかったと思います。睡眠時間もガリガリ削っていました。とにかく親に捕獲されるまで下宿で超汚い中で寝てることに何も違和感を覚えないレベルで夢中になって壊れました。

私と実際に成功した河本先生を比べるのはおこがましい話だし、あくまで方法論なので休息が必要な人は取ればいい話です。でもこんなに苛烈なスケジュールを乗り切れたのは、ある意味「運」だったのでは?と思いました。これは河本先生の努力を否定しているわけではなく、「先生は心身を壊さなくて本当によかったなぁ」という感想であり、心身を壊さなかった一点は運だったのだろうと思ったということです。

河本先生は試験中ずーっとこのスケジュールだったわけではなく、厳しい時、漫画に集中したいときなど緩急をつけており、その時には休息は増えています。

そういう緩急が私にはなかったこと、もっと勉強を効率よくすれば今こんな情けない人間にはなってなかったのかなと思ったりします。(今の自分を否定しているわけではありませんよ!)

ただ、必要雑務を本当に必要最低限しかしなかったら、生活をおろそかにすることになり、体にダメージが響きやすくなるということを自分の経験から記録しておきます。下宿をシャワー室と仮眠室みたいにしてはいけない(迫真)。

書きながら思ったことですが、逆に言えば可視化することでうつ病は回避できたかもしれません。この生活はおかしいと気が付けたかもしれない。でもとにかく勉強しなきゃ、研究者にならなきゃと思っていた当時の自分が気付くかって言ったらNOだ。勉強以外0%にしかねん。

 

でも実際生活を数字にして可視化するのは大事で有効だと思うので、やろうと思います。今度こそまともな人間に戻るために。たくさんあるちやほやされたいを宥めるために。

 

おっちまい。

 

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